その底流にあるもの
「世界は本来もっと美しいものだ、と気づかせてくれることが
日々の営みの中にはたくさんある」
観念的な表現になりますが、読書中に、本の内容とは関係なく
そんなことがふと浮かびました。
生きる環境には、多かれ少なかれ何らかの制約があり、
思い悩み、葛藤や試行錯誤を重ねる厳しい時間が長くなると、
収縮して視野が狭くなったり、殻が厚くなったりすることもあります。
そんな自分をなんとかしたくなって、
旅に出たり、ワークショップに参加してみたり、
セラピーやリラクゼーションマッサージを受けてみたりなど、
日常からわずかに距離を置くことで癒されたり、気づきを得ることもあれば、
読書、スポーツ、ヨガなどの日常の何気ない営み中に、
内観へと誘ってくれる場が用意されていることもあります。
気づきの内容はさまざまなれど、その底流にあるのは、
世界は本来、美しいものだという絶対性。
目の前に広がる世界に何を映し出すかを決めているのは自分自身、
と言われます。
木枯らし一号が吹き、秋がぐんと深まりました。
時間の流れに静けさが感じられるのも、この時期ならでは。
広がる世界をイメージするには、もってこいかもしれません。