風景
夜半に到来した木枯らし一号。 落ち葉のカラカラと舞う乾いた音に、 風が次の季節を運んでくるのだなと、耳を澄ませていました。 もう何年も、長い夏の後、一瞬の秋を挟んで長い冬へ、という季節の流れに慣れかけていましたが、 今年は長い秋を堪能できてい…
人生を揺るがすような出来事は、いつもある日突然やってくる。 そうわかっていても、何かの間違いではないかと信じられなかった。 算命学の恩師、柳本美鈴先生が永眠された。 突然の報せだった。 6月に同窓会を予定していたものの、 坐骨神経痛が出てしまっ…
見事に咲き誇る花の季節から、若葉が萌える姿へ。 置かれた環境で淡々と、為すべきことを己のペースで為して在る。 人間の場合、受け身のままで一生つつがなく通り抜けられるわけではありませんが、 それでもやはり自然に習うところは大いにあるものだと感じ…
「信念って、曲げるものなんですか?」 何について話していた最中だったか、友人の口から「信念を曲げない人ですよね」とのコメントが。 それに対し咄嗟の反応で出た私の台詞がこれでした。 「そもそも、曲がるような考えは信念ではないのでは?」 「いや、…
ご挨拶が遅くなり失礼いたしました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 1月の鑑定日は17日以降の "土曜・日曜日" です ご依頼方法は 「カテゴリー: 鑑定のご依頼」の「鑑定のご依頼方法、料金他」をご参照ください。 ご連絡お待ちしております。 * …
たった一日、いつものように日をまたぐだけなのに、 時間の流れに多くの人の意識が向けられる時が、また訪れます。 一瞬がもたらすあの雰囲気、不思議なものですね。 自力や努力ではままならぬ流れを経験した方もいらっしゃるでしょう。 渦中にいる間は余裕…
年末年始のお休みまであと一息。 休み前に詰めておこう、片づけてしまおう、というより、 来る年に委ねましょうと、すでにのんびりムード。 それが許される環境もあるのだな...と、その雰囲気に馴染んでのんびりして良いのやら、 のろまのせっかち、貧乏性の…
気を付けていたつもりが案外立派な風邪を引いてしまい、騙し騙し過ごした一週間。 身体の感覚とはよくできているもので、症状にも "ひと山越えた感" がある。 何をやっても効果を感じないときもあれば、 何が効いたのか、回復に向かい始めたと感じることもあ…
陰暦12か月の中で、師走ほど口にされる月はない。 あまり「睦月ですね」とか「もう水無月ですか」とは聞かない。 忘年会のお知らせなどが入り始めて、せわしなさを演出している。 毎年のことだが、12月に入るとそれらしい空気が漂ってくるので不思議だ。 人…
欅の落葉がピークを迎えようとしている。 越冬に必要な養分を幹に蓄え、役目を終えた葉は枝から落とされていく。 真夏には歩道に木陰を作り、厳しい陽射しから守ってくれた豊かな枝葉。 陽光を受けてひらひらと舞い落ちるその光景は美しいが、 庭の手入れに…
いつのころからかイルミネーションが季節の風物詩のひとつになった。 暗闇もイルミネーションも季節を通じてあるけれど、 冬の夜空を彩るイルミネーションに多くの人の目が惹きつけられるのは、 年末に向けての、刹那的な空気感も手伝っているような気がする…
「世界は本来もっと美しいものだ、と気づかせてくれることが 日々の営みの中にはたくさんある」 観念的な表現になりますが、読書中に、本の内容とは関係なく そんなことがふと浮かびました。 生きる環境には、多かれ少なかれ何らかの制約があり、 思い悩み、…