心象風景

* 算命学による宿命鑑定 *

おひとりおひとりの心に寄り添い、一歩前へ進むためのエッセンスをお伝えしています

どの生き方も

 

ふと気づけば、親しくさせていただいている方々の中に個人事業主や

フリーランスの方が増えてきた。

 

それでも日本では大多数がいわゆる会社勤め。

定年まで勤め上げるのが「ふつうの人生」と思いがちだが、算命学で

個人個人の星を観ていると、くサラリーマンとして環境に適応させて

いらっしゃるな、と感じる場合も多々ある。

会社勤めに向いていなくとも、頑張っていらっしゃる方が

たくさんおられるということだ。

 

宿命が示す「向いている職業」に就いていないからといって、

その仕事がうまくいかないと決まったわけではない。

けれど、自分という歯車をうまく回していくにはそのぶんご苦労もおありだろう。

人間の適応力とは大したものだと思わずにいられない。

 

どの道を究めるにも、そうそう楽な道のりはない。

好きこそものの上手なれ、とあるように、向いていることや好きなことを選ぶなら、

いくらか気持ち楽な場合もあるだろうし、

困難に向き合うときの心持ちも違ってくるかもしれない。

けれど、好きなことを仕事にしている方の中に、

左団扇で暮らしている人はおよそ見つからない。

たとえば自営業である以上、自分自身の肩にのしかかる義務も責任も大きく、

選択や行動の結果がそのまま跳ね返ってくる。

表だって出さないだけで、みなさん常に切磋琢磨していらっしゃる。

今日はやる気が出ないとか、ブルーマンデーだとか、有給休暇を消化したいだとか、

言えるものならば言いたいだろうと思う。

 

つまるところ、それぞれの選んだ道なりの過ごし方や工夫が必要で、

どのような生き方を拝見しても、みなさん本当に立派に処していらっしゃるのだ。

 

「自分だけ、どうして...?」とふさぎ込むようなことがあったら、

別の環境で生きている誰かしらと会話するといい。

何かしらあるのが人生で、その何かしらの出来事にどう向き合っていくか、

そしてそれを通じて自分はどう生きるのかを知り、学ぶきっかけを得られるはずだ。

 

「この世に生命を授かった者の共通の使命は、与えられた寿命を生き切ること」

算命学を習いたての頃、授業で聞いたこの言葉を、しんどいときこそ思い出す。

 

せっかくの、いま、このとき。

楽しく生きましょうね。世界は、本来そうあるはずだから。